2012年6月3日日曜日

スリランカ スタディツアーの仲間があつまりました

5月17日、スリランカスタデイツアーの仲間が再度集まりました。
今回は、セイロン瓜の苗を取りにきてくださったついでに我が家にもお立ち寄りいただきました。
当日は、名古屋から、杉山さん、酒井さん、藤田さん、京都から湯浅さん、出雲から佐藤さん鈴鹿からは花井さん、川出さんそして、前さん?にもお越しいただき、
バーベキューを楽しみながらスリランカのお話で盛り上がりました。
途中クマーラ先生にもお越しいただきました。
帰りには、我が家で育てたセイロン瓜の苗をお持ち帰りいただきました。
各地に持ち帰っていただいたセイロン瓜が立派に育つことを楽しみにしています。

スリランカスタデイツアーの集まり

スリランカスタディツアーの仲間が我が家を訪ねてくださる。
久しぶりに旅行のことを懐かしみながら楽しいひと時を過ごしました。
ジャイカで活躍している河辺さん、三輪田さんも参加してくださいました。
愛知県からは坂本さん酒井さんが参加してくださいました。
私の地域による学校支援や多文化共生のパワーポイントも見ていただきましたが、
少しアルコールが入りすぎてうまくいあかず、河辺さんにご迷惑をかけてしまいました。それでも楽しい一日でした。

近鉄長太ノ浦駅にセイロン瓜をうえました

5月24日、鈴鹿国際大学の学長補佐のクマーラ教授のご指導で小路月曜会の皆さんと駅舎前にセイロン瓜を植えました。当日は、国際大学研究員の花井さんやJAの川出さんから指導を受けながら皆で楽しく植えました。
クマーラ先生はセイロン瓜を鈴鹿からの新野菜として全国に発信しようとプロジェクトチームを立ち上げ全国的に活動して見えます。
これからは、鈴鹿国際大学のセイロン瓜プロジェクト長太チームとして活動していきます。
活動内容は、セイロン瓜の世話と、記録、栽培する仲間の拡大等です。
夏には、試食会もする予定です。
また、7月20日のセイロン瓜のフォーラムや

9月13日のスリランカ舞踊団来鈴時のイベントにも参加していく
予定です。


第3回水井塾にクマーラ教授と町永アナウンサーが

5月20日 第3回水井塾開催
当日は、クマーラ先生からセイロン瓜の取り組みの意義と現状についてお話しいただきました。
鈴鹿市からセイロン生まれの新野菜を全国に発信を!というクマーラ先生のお話をいただき、参加した人たちの中から自分たちも参加したいという声がたくさん出てきました。
そのあと、
元NHKエグゼクティブアナウンサーの町永俊雄さんが特別にミニ講演をしていただきました。
心に残ったことをメモ程度で恐縮ですが紹介します。
福祉とは・・・
超高齢化社会が到来すること・・・・
福祉はライフラインであること・・・
東日本大震災で電気、ガス、水道などのライフラインが切断され、その早急な復旧が命をつなぐ生命線であったことは、誰もが痛感したところであるが、実は、福祉も
そのようなライフラインである。
「ライフ」という単語の意味には3種類あり、「命」という意味のほかに、「暮らし」「人生」という意味がある。暮らしや人生をつないでいくためには、自分一人ではできないし、自分だけの人生なんてありえない。
人と人とが助け合うことによって、暮らしや人生が成り立っていくものである。
例えば、何千キロという長距離を移動する渡り鳥も小さな体の一羽ではそんな距離はとても飛べない。
Ⅴ字型の編隊を組むことにより、それぞれの揚力が前に伝わり、少ない力で長い距離を飛ぶことが可能になる。
弱ってきた鳥を前に出しながら、全体で移動していく渡り鳥に学ぶことがある。
つまり、共同社会がそこにある。私たちも老いの困難を支えあうことのできる社会にしていくことが求められている。
「一人の100歩より、100人の一歩」を大切に!

鈴鹿市民生委員、児童委員大会記念講演の一部から

5月8日 第20回 鈴鹿市民生委員児童委員協議会連合会大会(文化会館)
で記念講演
テーマは「誰もが暮らしやすい共生社会を目指して」~学校支援の視点から~
1 教育長在任中にいただいた卓さんの支援のお礼から
○絵本の読み聞かせ
○早朝からの見守り活動・あいさつ運動
○学習ボランティア
○環境ボランティア
○夢工房
○夏のラジオ体操
○ローtリークラブの講師派遣事業(おじさん先生)
○職業体験学習
市民の皆さん方の献身的なご支援に心より感謝。

2 教育とは文化の伝承という一面がある
 域の人たちがボランティアとして、昔から地域に伝わる文化や歴史、最近では災害対策も含めて、地域における生き方を子どもたちに伝えていただくことは重要j。
学校と地域が共に手を携え自然で緩やかな連携の下、学校教育活動や、地域活動がより柔軟に、より豊かに実践できる地域社会になることを願っている。

3 民生委員、児童委員さんへのお礼
さまざまな問題点を乗り越え、児童生徒をご支援いただいたことへのお礼
民生委員さんや児童委員さんが活動しやすい環境づくりが大事であること。

4 3・11から1年2カ月過ぎた被災地を中心とした日本の現状
○原発の問題が尾を引き、大きな課題になっていること。
○おびただしいがれきがなかなか処理できないこと
○「暗い中にも一筋の光明が感じられること」
 救援、復興に献身的に奮闘している消防、自衛隊、警察、お医者さん、学校の先生方の皆さんのおすがた・・・・。
被災された皆さんの耐える力、規律正しさ、団結と共助、互助など日本人が昔から
大事にしてきた心や底力が宿っているように思えたこと。

5 国難のときであるが、こんな時こそ、子どもの教育を見直すチャンス
 どんなにいい制度や組織を作ってもそれを動かすのは人、
 最後は人である。
 福沢諭吉の「一審独立して、一刻独立する」
 子どもは家の宝、地域の宝、国の宝であること。
 国や県や市のビジョンとか、ミッションとかを考えるときには、次世代を担う子供たちの教育こそ第一に考えていただくことを願っている。

6 日本の子供たちの現状と問題点
 平成23年度の厚生労働省の「労働経済白書」から ニートが60万人、フリーター   が183万人となっており、学校から社会・職業への移行が円滑に行われていないこと。キャリア教育の必要なこと。

さらに、各種の調査結果から日本の子供たちは、学ぶ意欲、規範意識、将来展望
家庭のしつけ、親や国への思いなどの点んで心配な点があり、学校教育の課題の一つになっていること。

7 小中学校の取り組み
学校では、「生きる力」の育成、つまり、「確かな学力」と、「豊かな人間性」「健康・体力」の育成に努めていただいている。
先生方は、子どもたちがよくわかる授業をしようと、授業研究を大切にし、ご自身の力量を高めようと努力しておられることに心より敬服し、感謝していること。

8 小中学校の現実と地域の皆さんのご支援
 学校は、教科や部活動などの指導だけでなく、食育、環境教育、いじめ不登校
安全安心対策など、実にたくさんの課題を抱えている。
そんな中で学校は決して無力ではないが、さまざまな課題に対して無限の力も持っていない。
先生方には、しっかり子どもと向き合ってほしい。

そのためには、複雑でボリュームが大きくなっている学校経営や教育活動を学校だけ、教師だけで無理して進めないで、学校を開いて、
地域の人々の力をお借りしながら「よりしなやかで、それぞれの自治体や校区の身の丈に合った教育環境」を構築していけばよいのではないか。という考えで鈴鹿の学校教育環境づくりに取り組んできた。
御蔭さまで、昨年度まで、38校で1300人を超える方々に、学習ボランティアでお世話になっている。安全安心のボランティアも盛んで市内すべて30校の小学校で
見守りたいを組織いただいて4700人を超える方々に御世話になっている。

9 地域の皆さんが学校に入っていただくことの利点
○学校の真の姿や先生方の苦労が見えてきて、学校利器が深まる。
○子どもたちや学校がハッピーになる。
○子供の喜び、先生方の感謝の気持ちが、参加する地域の方々に伝わり、
結果として学校を支援する地域の人々もハッピーになる。地域の大人の方の生涯学習、生きがいにもつながる。

10 学校支援は街づくり、地域づくりにつながる
学習ボランティア、安全安心のボランティアなどに参加することで、子どもたちや、
大人同士の新しい出会いが生じ、顔見知り、仲間ができ、そのことから新しい街づくりにつながる。
3.11以後特にフェース ツウ フェースの街づくりが大切になっている。
日ごろから顔と顔を突き合わせて付き合いをしておれば、あそこのおばあちゃんは一人暮らしや、あそこのおじいちゃんは足が弱っている。そんなことがお互いにわかっているので、なにかあった時に声をかけやすい。
実際に、今回の大震災でも、宮城県南三陸町の志津川高校の生徒たちは、普段から近くの高齢者の施設の人たちと交流をしていたので、避難する際に、自然に施設の人々に声をかけ助けたと聞いております。
子どもを守ること、育てることをきっかけに地域の皆さんが大いにフェース ツウ フェースのお付き合いをいただき、きずなの強い街づくり、地域づくりになっていけばよいと願っています。
この後、福祉の視点から共生社会の構築についてお話してきました。
機会があったらまた報告します。